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健康関連の本の読み方

健康関連書は、結局、本から得られた情報から、実践する事になりますので、何より、実践的な内容が書かれた本でないといけません。

 

その為、中庸で現実的な本となります。ただし、世間の西洋医学偏重な医学常識だけが正しいという主張も中庸とは言い難いですし、現実的でもありません。

 

西洋医学は基礎医学臨床医学に分かれています。通常の科学の基礎科学と、応用科学に分かれますが、その医学分野という事です。問題は両者はイコールではなく、時差と政治的な誤差があるという事です。

 

例えば、従来、脳梗塞は発症直後から半年間でプラトーといって、もう元には戻らないと考えられていましたが、現在の脳科学では、その後も、死んだ細胞は蘇りませんが、新しいニューロンネットワークを作って、機能自体は復活する可能性がある事がわかっています。

 

しかし、相変わらず、現場では、6か月をめどにリハビリは終了します。これは結局、保険の問題など、制度の問題が大きいことと、医師や理学療法士が新しい方法を勉強できていないからだと言われています。それも仕方ないのです。病院で実施されない方法を学んでも仕方ないからです(ちなみに病院の方針で半年後も続けるところもあります)。

 

他にも有名な事は、風邪でしょう。風邪の原因はウィルスだとされていますが、現場では、ウィルスには絶対に効かない、抗生物質が投与され続けています。もちろん、細菌との二重感染の可能性もあるにはあるのですが、細菌の確認もしていないのに、とりあえず、投与されても、誰も問題視しません。インフルエンザの時はインフルエンザと確認しない限り、抗インフルエンザ薬は使用できないのにです。

 

もっと言えば、風邪薬というのは、世の中には存在しません。皆、風邪に伴う諸症状を緩和する薬です。

 

このように、知識としては違うとわかってるんだけど、実際は従来のままという事が、医学常識として、まかり通ってます。

 

その為、お薦め出来る本は非常に少ないのですが、当サイトとしては、

 

 

粗食のすすめ (新潮文庫)

粗食のすすめ (新潮文庫)

 

 

粗食のすすめ レシピ集

粗食のすすめ レシピ集

 

 

粗食のすすめ お弁当レシピ

粗食のすすめ お弁当レシピ

 

 

 

などがお薦めです。

 
逆に読むときに注意すべき本としては、

①流行り本
特にダイエット系は、場合によっては危険を伴います。
②宣伝本
もちろん、それをわかって読む場合なら問題ありません。
③教条的、思想優先本
〇〇は9割は△△をすれば治る!的なキャッチには要注意です。あと、〇〇は1週間で治る!的なものも。〇〇は宇宙の法則だ的なものとかも。もちろん、わかってて読むのは問題ありません。こういう本も虚実が混ざっていたり、タイトルだけ、売るために編集の人がつけたというケースもあるからです。

④専門的過ぎて、わからない本
ただし、知りたい事が専門書しかない場合もあります。そういう時は、大抵は公式サイトがあるので、そこで、一般人向けのセミナーや今後の出版物の告知などがある場合もありますので、確認してみるとよいでしょう。ない時は専門家を紹介してもらうしかありませんが、値段とか、場所とか、最低限の内容とか、なるべく事前に情報収集しておきましょう。

 

本を買う前(読む前に)
著者には申しわけないのですが、まず、疑ってかかりましょう。というのも、場合によっては、命がかかっている事があるからです。そして、著者の主張に矛盾がないかどうか、最低限、チェックするのです。それと、書評とか、評判を参考までに見ておきます。あくまで、参考です。色々な立場の人がいますから。

 

そして、身体には個人差があるという前提で読みましょう。ある人に劇的に効いたからといって、他の人にも同様に効くとは限りませんから。ちょっと、極論を言えば、他の人には効かなくても、読む人に効けば、少なくとも、読む価値はあるという事になります。

 

その為、怪しいと思っても、疑いながら読んでみる

 

というのも、時には必要です。ただし、仮に治っても、冷静に認識しないといけません。自分には効いたけど、他の人には効かないかもしれないと、常に思っている必要はあります。代替医療はそういうものなのです。

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