オープンソースな治療法 その32(チベット体操)
元々、西洋の軍人がチベットで習得したヨガのアーサナのようなものを母国に持ち帰ってから世界中に広まったもので、チベット人は別にチベット体操なんて、よんでません。また、ヨガのアーサナでもそうなのですが、これは瞑想の為の準備運動のようなスタンスです。ヨガとは一体(宇宙と)という意味で、要するに悟りを開くのが目的の宗教的なものです。その中で実際に成功された人が、かの仏陀という事になります。
アーサナは、長時間の瞑想に耐えるだけの身体づくりの為に考案されたものとされています。もっとも、流派によっては、アーサナをメインにした流派もあり、日本に普及する頃には、アーサナがイコール、ヨガという、カレーと同様にかなり、歪曲して入ってしまいました。でも、ヨーロッパ風のカレーも美味しいとインド人もいうそうです。寿司でも、海外考案の新しい寿司があるそうですし、文化の融合や変容は否定すべきではないでしょう。ただし、源流はしっかり、つかんでおきたいものです。
チベット体操もチベット僧侶たちが長時間の瞑想をする為に事前に身体を整え、チャクラを活性化し、より、深い瞑想に入って、宗教的に目覚める為に用意されたものです。それを、宗教的意義を完全に切り離して、純粋に若返る体操として、今は普及しています。ただし、病気を治すレベルで言えば、これはかなり、個人差があると思います。
チベット体操はなぜか、紹介者によって、微妙に異なるのですが、5つの体操で構成されています。どれも、チャクラを刺激して、活性化する事を目的にしています。チャクラは宇宙からプラーナ(気)を取り込んで、全身にめぐらす為の巨大なツボのようなものです。なぜか、中医学ではほかのツボと同様の扱いをされています。チャクラは回転していて、開いたり、閉じたりするとも言われています。病気の人でチャクラの不活性が原因の人には効く可能性があります。
ただし、これは本当に徐々に徐々に、やっていかないと、逆に身体を壊します。
特に高齢者がやるには、かなり、キツイと思います。こうなると、現代日本人には、
準備体操の為の準備体操が必要になってきそうです。ちなみに本当に若返るかどうかですが、それは....色の呼吸同様、物凄い個人差があると思います。