オープンソースな医療情報

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筋肉の効用

巷に溢れる、筋トレブームとは一線を隠す内容です。

一般人向けに書かれた本としては、かなり、丁寧だと思います。

 

 

筋質革命: 筋肉は量より質!

筋質革命: 筋肉は量より質!

 


 この本の言う、筋質とは、某体重計で有名なメーカーが言っている、筋質とは全く、違う概念のようです。某体重計メーカーは筋繊維の密度などを問題にしていて、それは結局は運動能力の論点のようです。こちらは、健康回復を視点に筋肉をとらえたもので、AKとか、そちらの側の人の意見のようです。

 

 

 

 

治るために必要な心理学

人間は複雑な生き物で、治りたい気持ちと治したくない気持ちが同居します。

ここで今まで、色々な健康法、民間療法をご紹介しましたけど、実際、実践を続けるのは難しいものです。

それは、人間の心がアクセルとブレーキを同時に踏みながら進んでいく性質があるからです。というも、一つの方向にだけ作用が働くと、暴走を止められない怖さがあるからだと思います。火事場のバカ力というのがありますが、あれが常に出てしまうと、筋肉が引きちぎれるなど、身体が壊れてしまうのだそうです。

 

ですから、私達の脳は限界の少し手前でブレーキをかけるように出来ているようです。

ただし、その理屈は専門家で別れるみたいです。

 

精神科医の立場から、両価性で説明

 

あなたの中の異常心理 (幻冬舎新書)

あなたの中の異常心理 (幻冬舎新書)

 

 

 心の構造として、本心と抵抗が存在するという説。

人間には幸福を否定する心がどこかに存在するとする、臨床心理士の本

本心と抵抗

本心と抵抗

 

 で、前回、紹介した本。これは本能説を展開。

  

治りたくない人達: 困った人達への処方箋

治りたくない人達: 困った人達への処方箋

 

 

 どれも、面白いですが、本当かどうか、わかりません。ただ、そういう構造を人間が持っていると思って、問題に取り組まないと、なかなか、うまくいかないと思います。

 

356日のマーチだったと思いますが、「三歩進んで、二歩下がる」というのは、本当ですよね。誰が作ったのか、見事な歌詞です。

久しぶりのレビュー

忙しくて、最近、本を読む暇もなかったのですが、amazonの読み放題で読めたのと、電車の中で読む分量もちょうど良かったので、読んでみました。

 

 

治りたくない人達: 困った人達への処方箋

治りたくない人達: 困った人達への処方箋

 

 

 

 

前半は面白かったです。ただ、後半のオチは人によって、分かれるだろうなぁという感じです。たぶん、賛否両論になると思います。

オープンソースな治療法 その39 塩浴

 塩浴とは、タラソテラピー(海洋療法)の一種です。塩浴というと、浴槽に塩を入れて、入浴するのと勘違いされる方がいますが(そういう方法でも良いけど、一人暮らしの人でないと難しい)、実際は、風呂桶に塩がギリギリ解けるくらいの濃度の濃い塩水を作って、全身に塗布し、10分ほどしたら、お湯で綺麗に流すことです。

 

これはデトックスの一つと思ってよいでしょう。様々な効果が期待できますが、最初に実感するのは

 

皮膚がきれいになる。

皮膚が柔軟になる。

 

この2点です。現在は美容効果ばかり注目されていますが、もともとは、代替医療の一つとして、大昔から存在するものから派生したようです。なお、使う塩は粗塩であれば何でもかまいません。また、目に入らないように注意してください。塩浴するときは石鹸などは使いません。一応、髪も塩浴だけでOKという事になっていますが、ゴワゴワしますし、髪は普通に洗髪した方が良いかもしれません。

 

やり方

1.まず、半身浴などをして、毛穴を開く

2.これ以上塩が水に溶けない飽和状態(約30%)の食塩水を風呂桶に作る

3.全身に塗布して、10分ほど放置する

4.きれいに洗い流す

 

なお、寒い日は寒暖差に気をつけてください。最悪、ヒートショックを起こしますので、無理にしないでください。暑いときは、水分補給を入浴の前後にしてください。普段も入浴後は必ず、水分補給してください(でないと脱水症状を起こす場合もありえます)。

 

また、塩浴を続けると、様々な反応が出る時があります。特に体臭が強くなる場合がありますが、これは一時的なものです。ただし、あまりに気になる場合は一時中断して、しばらくして再開をするという事を繰り返すとよいです。

 

特に浴槽が寒いという方は本当に気をつけて実践してください。冬場はオススメしません。最初は10分とは言わず、5分くらいから実践してみるとよいです。

特に心臓の弱い方、高齢者はあまり、オススメしません。

西日本豪雨災害

特に、岡山県広島県愛媛県の被害が甚大です。

 

被災された方で、避難所や自宅待機をされていて、医療従事者が近くにいない場合、以下のことに注意してください。

 

1.感染症対策をしてください

 

水が無くなっても、土砂などからものすごい量の病原菌やウィルスなどがあると思ってください。なるべく、粉塵を吸わないように、マスクをつけるか、ない場合、タオルや服などで、口や鼻を覆って、動くようにしてください。

消毒が可能なら、トイレなどを優先的にしてください。また、ドアノブなど、多くの人の手が触れる場所も。そして何より、自身の手を清潔に。

 

2.エコノミークラス症候群に気をつけてください

 

ふくらはぎなどに血栓(血液が血管の中で固まったもの)が出来て、肺梗塞などを起こす場合があります。対策としては、水分補給、ふくらはぎをもむ、足首をブラブラと動かすなどです。

 

3.熱中症対策をしてください

 

とにかく、水分補給をこまめにしてください。コーヒーやビールはダメです。むしろ、水分を対外に出してしまいます。塩分も適度にとってください。避難所で安全な水が飲める人は、のどが渇く前から飲んでください。30分に1回程度が目安です。外で作業をする場合は特にきをつけてください。直射日光は避けて、帽子や傘などを使うようにしてください

 

4.持病がある人

 

薬など、今、必要なものがどれくらいあるか、確認してください。

外部と連絡がつく人に、自身の持病や飲んでいる薬を伝えてください。

自宅待機の人はネットなどで、自治体に発信するとよいです。

災害時のための、連絡掲示板なども活用しましょう。

 

総務省|災害時には「災害用伝言サービス」やメールを御活用ください

 

次に二次災害を予防するために

 

1.ゲリラ豪雨に注意してください

 

まだ、雨が降る可能性があります。地盤が緩んでいるので、新たな土砂災害の危険があります。安全だと思い込まないで、天気予報に注意して、もし、降り出したら、最寄りの安全な場所に移動してください。

 

2.危険な場所には移動しない

水が引いても、土砂崩れはまだ、起こる可能性がありますし、不用意に出かけると、感染症にかかるリスクも増えます。出来るだけ、ネットなどで、自分の場所を知らせるようにして、不用意には動かないでください。

ただし、いつでもこれが正しいとも限りません。移動するしか手がない場合もあります。その辺りは柔軟に判断するしか、ありません。

 

 

被災地の支援を考えている方へ

 

自治体の受け入れ態勢が整っていない地域には、勝手に行かないようにしてください。救援物資も送っても、届きませんし、被災者に行き届きません。

人手は必ず、必要になってきます。自治体の受け入れ態勢のサインを待ってください。

 

なお、本当に被災者が困るのは、人々の記憶が遠のいて、風化した時です。その時こそ、義援金が本当に助かるときになります。

なお、義援金自治体に直接か、ふるさと納税などをうまく、ご活用ください。

 

民間の募金などは、あまり信用できないところもあるそうです。せっかくの義援金を確実に被災者に届けてくれるところにしましょう。

健康法はいつするのが良いか?

体操系、整体系などの物理療法と、暗示療法は就寝前が最も効果的です。

運動系は、成長ホルモンが就寝中にもっとも出るからです。これは時間ではなく、睡眠中に出るということなので、昼夜逆転している仕事などをしている人は昼間ということになるでしょう。

 

暗示療法は、表面意識がボンヤリしている方が効果があるからです。寝る寸前に鏡に向かって、自己暗示する方法は中村天風さんなどの方法で有名ですが、元はエミールクーエによるものだと思います。

 

ただし、睡眠前というのは疲れているのが普通です。無理な体操などは決して、しないこと、水分補給などをすること。

 

もし、手作り酵素などが家にある人は、就寝前に適量、飲むと効果的です。ただし、食事直後は避けてください。

 

運動、栄養、呼吸、心理療法と様々な方法がありますが、睡眠についてはあまり、積極的な方法が開発されていません。しかし、睡眠は治癒と大きな関係があるようです。

 

汗をかく練習をする

今年の夏は暑そうです。今のうちから、汗をかいて、適切な水分補給をする訓練をしておくほうがよいです。具体的には、軽い運動です。無理に外でする必要はありませんが、汗が出る程度でないといけません。

 

次に足湯をすることです。これもジンワリ発汗する程度にします。どちらも、ちょくちょく、水分補給しながらする方がよいです。大量に汗をかいたり、水分補給を怠ると、

 

今、熱中症になるだけで、意味がありません

 

あくまで、本格的な夏到来前から、体を夏に適応させるための訓練です。また、純粋にな水ではなく、適度な塩分を含んだ、ちょっと薄めのスポーツドリンクが最適です。

 

浸透圧の原理から、細胞の中の液体よりも、濃度が低いものでないと、体に吸収できません。となると、真水がもっとも吸収することになりますが、そうなると、細胞が破裂してしまいますので、体はあまり吸収しないように働きます。

 

そこで、某製薬会社が体液と同じ浸透圧のものを、スポーツドリンクとして、開発しましたが、原理上、等圧だと、まったく、移動しません。

 

そこで、スポーツドリンクよりちょっと薄めが理想的なドリンクとなります。

 

逆にビールやコーラは水分補給には不向きです。場合によっては、体から水分を奪います。お茶だと、塩分が取れないので、塩こぶなり、梅干しなりを同時に適量、とるとよいです。これも、あまり濃いお茶より、適度に薄い方がよいでしょう。

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