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西日本豪雨災害

特に、岡山県広島県愛媛県の被害が甚大です。

 

被災された方で、避難所や自宅待機をされていて、医療従事者が近くにいない場合、以下のことに注意してください。

 

1.感染症対策をしてください

 

水が無くなっても、土砂などからものすごい量の病原菌やウィルスなどがあると思ってください。なるべく、粉塵を吸わないように、マスクをつけるか、ない場合、タオルや服などで、口や鼻を覆って、動くようにしてください。

消毒が可能なら、トイレなどを優先的にしてください。また、ドアノブなど、多くの人の手が触れる場所も。そして何より、自身の手を清潔に。

 

2.エコノミークラス症候群に気をつけてください

 

ふくらはぎなどに血栓(血液が血管の中で固まったもの)が出来て、肺梗塞などを起こす場合があります。対策としては、水分補給、ふくらはぎをもむ、足首をブラブラと動かすなどです。

 

3.熱中症対策をしてください

 

とにかく、水分補給をこまめにしてください。コーヒーやビールはダメです。むしろ、水分を対外に出してしまいます。塩分も適度にとってください。避難所で安全な水が飲める人は、のどが渇く前から飲んでください。30分に1回程度が目安です。外で作業をする場合は特にきをつけてください。直射日光は避けて、帽子や傘などを使うようにしてください

 

4.持病がある人

 

薬など、今、必要なものがどれくらいあるか、確認してください。

外部と連絡がつく人に、自身の持病や飲んでいる薬を伝えてください。

自宅待機の人はネットなどで、自治体に発信するとよいです。

災害時のための、連絡掲示板なども活用しましょう。

 

総務省|災害時には「災害用伝言サービス」やメールを御活用ください

 

次に二次災害を予防するために

 

1.ゲリラ豪雨に注意してください

 

まだ、雨が降る可能性があります。地盤が緩んでいるので、新たな土砂災害の危険があります。安全だと思い込まないで、天気予報に注意して、もし、降り出したら、最寄りの安全な場所に移動してください。

 

2.危険な場所には移動しない

水が引いても、土砂崩れはまだ、起こる可能性がありますし、不用意に出かけると、感染症にかかるリスクも増えます。出来るだけ、ネットなどで、自分の場所を知らせるようにして、不用意には動かないでください。

ただし、いつでもこれが正しいとも限りません。移動するしか手がない場合もあります。その辺りは柔軟に判断するしか、ありません。

 

 

被災地の支援を考えている方へ

 

自治体の受け入れ態勢が整っていない地域には、勝手に行かないようにしてください。救援物資も送っても、届きませんし、被災者に行き届きません。

人手は必ず、必要になってきます。自治体の受け入れ態勢のサインを待ってください。

 

なお、本当に被災者が困るのは、人々の記憶が遠のいて、風化した時です。その時こそ、義援金が本当に助かるときになります。

なお、義援金自治体に直接か、ふるさと納税などをうまく、ご活用ください。

 

民間の募金などは、あまり信用できないところもあるそうです。せっかくの義援金を確実に被災者に届けてくれるところにしましょう。

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