オープンソースな治療法 その20(日光浴)
日光浴?とバカにされる人がいるかもしれません。現にガッツ石松さんは、大抵の病気を日光浴で治すと、お笑い系の本に書かれていました(だから、ネタだと思われてしまうみたいです)。ところが、日光浴というのは、実は歴史ある、れっきとした、治療法だったのです。
特に日本では、太陽信仰というのがありますから、朝日を拝むとか、掌で光を吸収するとか、もっと、細かいところでは、頚椎の7番と胸椎の1番に当てるなんていうのまで、あります。これらは、純粋な宗教的な信仰ではなく、本当に一定の効果があります。
特に午前8時までの太陽の光の波長が人体に有効に働くとされています。早起き健康法というのがありますが、単に早く起きても意味がないわけで、昔の日本人の多くは、起きれば、外に出たんですね。だから、自動的に朝日を全身に浴びるわけです。これが、いわゆる、邪気を払ってくれたり、真気を通してくれる作用があるとされています。
西洋医学的な説明が欲しい人の為に、説明を補足しておきますと、ビタミンDの合成は昔から有名な話ですし(だから、くる病の児童は日光浴をさせる)、最近では、セロトニンとの関係が指摘されています(不足すると、鬱病になると言われている)。
光線療法というのもあります。これは人工的に作った、健康に良いとされる光を皮膚に浴びせる方法です。日光浴は、天然の強いエネルギーを持った、無料の光線療法と言えます。もちろん、天候やら、PM2.5やら、色々な問題があるので、いつでも、有効ではありませんが、早起きに自信のある人は、やってみる価値があると思います。
ただし、日中の暑い時は絶対にしないでください。日射病の問題がありますから。また、長期間も禁止です。紫外線の害があるからです。