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自彊術について

本ブログでは、自彊術で検索して来られる方が圧倒的に多いようですが、そのせいか、問い合わせの大半が自彊術に関することです。しかし、本ブログの趣旨は医療難民救済を目的にしたもので、自彊術に特化しているものではありません。

自彊術の細かいことは、自彊術を主催している教室なり、団体に直接、お問い合わせください。

また、どうしても、ブログという形で発信しているため、過去ログのどこから読めばよいか、わかりにくく、量も増えましたので、すべてに目を通してから、連絡してこいでは、あまりにハードルが高いと思います。そこで、なるべく早く、代替医療の入門書を電子書籍で作成したいと思います。ちょっと、時期は未定ですが、もともとの趣旨である、西洋医学偏重社会と、代替医療従事者の質のバラツキによる弊害がもたらす、医療難民の増加が今後、個人レベルではなく、社会全体の大きな壁になると思い、微力ながら、始めたのがきっかけです。

 

普通に考えても、もう人口は減少しています。なのに、65歳以上の人は団塊の世代やそのジュニアくらいでピークを迎えますが、今でも、国の税収(50兆円ほど)をすべて、社会福祉(医療+介護+そのほか)に費やしても足りなくなっています。それなのに、現役世代人口が減少していくので、どんどん、医療、介護などの行政サービスは緊縮の方向へ進んでいます。つまり、純粋に経済的な理由で、私たちは従来のような安価な医療や介護を受けることはできなくなるのは見えているのです。

 

また、西洋医学はips細胞技術など、どんどん、進化しているように報道からは見えるかもしれませんが、現時点で、普通に病院で保険適用されているものは一つもありませんし、ips細胞の培養をするだけで、一人当たり、1億円かかるといわれています。ガン化のリスクも依然、回避方法は発見されていません。いつまで、維持できるか、わからない保険制度の中で、この新技術にどこまで期待できるでしょうか?

また、今、悩んでいる方、健康不安のある方に間に合うでしょうか?(実用化は30年先だとも言われています)

 

そのため、科学的ではないというだけで、一蹴してしまっている、代替医療を真剣に再検討してみる必要性はあるのではないかという提案です。それも、代替という言葉も本当はおかしいと思います。医療は手段にすぎず、目的は人々が健康を回復、維持することです。そのためには、科学的かどうかなど、それほど、重要なことではありません。

そもそも、代替医療の多くは、科学というモノサシでは、計測不能なのです。

ただし、安全性と、ある程度の効果の担保は必要です。そのため、伝統的に有効だと、実証されているものを中心にお伝えしております。

 

残念ながら、代替医療はいい加減な業者が多いのも事実です。だから、誤解も多いし、イメージもよくありません。しかし、業者がいい加減だから、代替医療そのものもインチキだという、報道は間違いです。そして、西洋だ、東洋だという、二者択一の思想そのものに私は疑問を感じます。その人にとって、必要なことをすればよい。もっと言えば、その人の心身が求めることが、その人にとって最良の医療であると、私は思っております。

 

西洋医学の進歩は大歓迎です。この国民皆保険制度も世界に誇れる、素晴らしい制度だと思います。だからこそ、代替医療を活用して、この制度を維持するということもあると思います。

 

良心ある、西洋医学、東洋医学、自然療法、その他、その指導者や愛好家に敬意を表して、ここに、拙い文ですが、私の考えを記述しておきます。今後、このサイトもどうなるのか、わかりませんが、もう少しは残しておきたいと思います。

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