オープンソースな医療情報

医療難民救済の為、主にオープンソースな医療の情報公開しています。リンクフリーです。

オープンソースな治療法 その37(あきらめる)

諦めると聞くと、どこが治療法なんだ?と思うかもしれません。

これ、正確には、明らめると書きます。物事を明らかにするという事ですね。

以前、「病を忘れる」という事も書きましたが、あれに共通する部分が大きいと思います。私達は日常、あれをしないと、これをしないとという、TODOでいっぱいになっています。ところが、毎日、100点は取れません。出来なかった事がどうしても、出てきます。それがその日のストレスとなって、寝る前に脳に大きなダメージを抱えたまま、睡眠中に身体に強い影響を与えるという事を繰り返しています。

 

また、私達がストレスを最も受ける時というのは、実は、ストレッサーに直面した時ではなくて、自分がその時の状況を思い出して、反芻している時なんです。

 

いわば、「心身に悪い、イメージトレーニング」をするようなものです。

 

例えば、誰かに嫌な事を言われたとします。通常は、後で何度も思い出してしまいます。その都度、イメージは増幅され、さらに強いダメージを自分に与えてしまいます。

そして、その嫌な出来事は、次にもっと強い嫌な出来事が来るまで、その座を譲らないのです。

 

なぜ、そうなるかというと、もっと、強い嫌な事や、やらなければならない事が起こると、それまでの事が小さく、些細な事に見えて来るからです。だとしたら、普段から、それをやって、本当に必要な事、大切な事だけに集中すれば、物事も解決しやすい上に、何より、自身の心身が安定してくるという事です。医学的に言えば、自律神経系、免疫系、内分泌系という3大ネットワ-クが安定して働いてくれるようになり、それが、病気を癒す方向へと働いてくれるというメカニズムです。

 

PCでも、スマホでも、いらないファイルやアプリをいつまでも、入れておくと、システム全体に負担がかかってしまいますから、削除すると思います。人間も同時にいくつも、悩みを抱えていたら、パンクして当然です。毎日、優先順位を考えて、思い切って、メリットよりもデメリットの方が大きい義務は、捨ててしまうのです。その事を明らかにする事こそ、あきらめるという事です。

 

実はこれ、仏陀が何千年も前に話していた事です。仏陀はまず、人生は苦であると悟ります。そして、その苦は自身の執着が作っているとして、執着から離れることを、教えの中心にします。仏陀はそのために様々なノウハウを実践しています。ビッバサナー瞑想などがその典型だと思います。今、この瞬間、瞬間を生きる事で、日常のTODOリストから解放され、心身が苦から解放されていきます。

NHKの腰痛・治療革命について

めずらしく、マスコミにしてはまともな放送内容だったので、見ていない人の

為にご紹介するとともに、誤解を与えかねない部分もあったので、私から

補足しておきます。まず、いつまで有効なリンクかわかりませんが、NHKのサイトです。番組の内容については著作権の関係もあり、再放送かオンデマンドでごらんください。

www.nhk.or.jp

 

補足点

 

1.腰痛は恐怖の感情だけではない

 

腰痛は怒りであると主張する先生もいます。また、東洋医学でも心身医学でも、特定の症状と感情が一対一で結びつくとは考えません。強い悲しみでも、腰痛になる人はなります。

ただ、一度、強い症状に襲われると、どうしても、不安はつきものになってきますので、そういう意味では恐怖の無い人はいないというのはウソではないと思います。

ただし、恐怖心を克服すれば治るというほど、単純なものではありません。ちなみに、番組内では、前回、紹介した曝露療法(認知行動療法)が紹介されていました。

 

2.アスリート系の運動は逆効果が多い

 

番組内ではフィットネスクラブで運動するような光景がありましたが、あれはそういった運動が腰痛に良いというわけではなくて、あくまでも、動かしても、問題はないという、認知をやり直すためのものです(従来は安静が一番だと間違った医学常識があった為)。スポーツは大抵は身体に良くないのです。それだったら、操体のような感覚療法をする方がさらに、脳には良いはずですし、高齢者にも無理はないでしょう(もちろん、個人差がある事をあらかじめ、ご了承ください)。

 

3.脳が原因だと断定も出来ない

 

番組内では、腰部に器質的な病変が無いのは脳が原因だと決めつけるような内容でしたが、実際は心かもしれません。心と脳は同じものかどうか、まだ、科学的には結論が出ていません。おそらく、脳のMRIをとっても、異常のない人もいるはずです。

 

4.認知行動療法は万能ではないし、鍼灸よりも有効とも限りません

 

これは、偏見です。特に鍼灸は施術者の力量と患者との相性で効果が全然、違いますので。ただ、認知行動療法心身症への応用はこれからもっと期待できると思いますし、ぜひ、保険適応にしてもらいたいと思います。

 

番組への評価:

完璧な手術をしたと自負していたら、ちっとも症状の改善は無かったと、きちんと認めていた整形外科医は、珍しく、正当な医師の態度だったと思いますし、放送内容も比較的、偏りが無かったと思います。ヘルニアは手術しか治せないと断定口調で話す、巷の整形外科医たちには、しっかりと、受け止めて欲しいものです。

オープンソースな治療法 その36(曝露療法)

曝露療法とは、認知行動療法に含まれる方法の一つで、
要するに恐怖の対象に慣れていくことで、不安などを克服する方法です。

あるがままの症状を受け入れていくという事が基本となり、
そういう意味では、森田療法の考えに似ているのかもしれません。

また、曝露療法を身体心理学的なアプローチで応用した、パナシアという方法も
民間で開発されているようですが、実績がわからないので、各自の判断で
検索してみてください。


今回は、曝露療法で自力治癒された方のサイトをご紹介します。
私が書くよりも体験者の方が遥かに説得力がありますので。

うつ病・トラウマの症状は「自分の力」で克服できる



なお、上記HP運営者に本ブログでの紹介の許可をいただきました。
この場を借りて、御礼申し上げます。

オープンソースな治療法 その35(発芽発酵玄米)

私は原則、玄米食を勧めません。というのも、玄米食は絵に描いた餅になりやすい、思想的になりやすい、最悪、健康被害になる場合があるからです。

 

その理由は玄米の過大評価が大きいと思います。栄養価は確かに豊富なのですが、

なぜ、昔から、わざわざ、精米という技術があるのか、考えてみて欲しいのです。

それは、試験管で検査して判明した栄養価が人体にそのまんま、吸収されるわけではないという事です。それどころか、玄米食は排泄効果が高く、人体に必要なミネラルまで、体外に出してしまいます。また、原始人並の胃腸の丈夫さがないと、消化そのものが、不十分で、大半が吸収されずに出てしまい、意味がありません。

 

また、一人暮らしで、外食をする事も一切、無い人でないと、そもそも、続ける事が出来ません。

 

玄米菜食を続けている人の中でも、その問題に対処すべく、色々と改良してきた人達もいます。その中で、有名なのは

 

1.圧力鍋で炊く

2.発芽玄米にして炊く

3.発酵させる

 

こうすれば、確かに吸収率は上がりますので、上記の問題はいくぶんか、解消すると思います。そして、今回、紹介するのは、ほぼ、この全てを融合させたものです。

 

まず、発芽玄米を作る(作り方は検索してください)。次に発芽玄米をつけていた、つけ汁を捨てないで、その水で、なるべく、玄米モードのある、炊飯器で炊く。次に2〜3日、保温させる。

で完成です。なるべく、実践者のサイトなどで、確認して、自己責任で行ってください。

 

ちなみに、発酵なら、菌が必要では?と思うかもしれません。実は米には乳酸菌や酵母菌がついています。だから、つけ汁で炊くわけです。炊いたら、熱で菌が死ぬのでは?と思うかもしれませんが、植物性の乳酸菌は熱に強いので、死なないと言われています。味噌汁がそうです。味噌は麹菌、乳酸菌などで発酵させたものですが、ヨーグルトと違って、植物性乳酸菌なので、熱いお湯に溶かして飲んでも、菌は死なないのです。

 

なお、一部の玄米菜食指導者のいう、誰でも治るとか、どんな病気でも治るとかは、嘘八百ですので、信用しないでください(どんな方法も個人差がある)。また、失敗しないように、このサイトの情報だけでなく、きちんと、自己責任で情報を収集して、徐々に試しながら、自分の体調と相談して、続けてください。

 

なお、2〜3日、炊飯器は独占してしまいますので、専用のを買うか、たくさん炊いて、普通の発芽玄米を食べながら、残りを発芽発酵玄米として食べるというのも手です。なお、なるべく新鮮で安全なお米と水を使ってください。特に梅雨時期は、雑菌混入に注意してください。加熱しますし、乳酸菌が他の菌を駆逐してくれる作用があるのですが、それでも、食品は失敗すると、健康を害する可能性があるので、くれぐれもご注意ください。

掘り下げシリーズ その4(瞑想)

以前、ヴィッパサナー瞑想などを紹介しましたが、瞑想には様々な方法があり、自分に合う方法をする必要があります。

また、注意点もあり、やはり、適切な指導者について、するのが一番なのですが、適切なというところがなかなか、無いのが実情です。

 

とりあえず、お薦め出来る一般書としては、これになるでしょうか。

大手企業の元技術者が実践している瞑想の方法を紹介した本で、比較的、公平中立に

書かれています。ただし、著者が主催している会に入る必要はないと思いますし、参加している著名人や講師なども全面的に信用できるかどうかは、不明です。あくまで、個別にリテラシーをするようにしてください。

 

 

宇宙の根っこにつながる瞑想法

宇宙の根っこにつながる瞑想法

 

あと、今仏陀として、有名なテクナットハン氏の生き方、考え方は、素晴らしいものがあります。

 

大地に触れる瞑想―マインドフルネスを生きるための46のメソッド

大地に触れる瞑想―マインドフルネスを生きるための46のメソッド

 

 

日本でも彼に指導を受け、実践している方がいるそうです。NHKでも取り上げられたので、ご覧になった方も多いかと思います。

 

瞑想というのは、要は何か一つの事に捉われずに集中する事と言えるかもしれません。マントラを使う方法、イメージを使う方法、身体感覚を観察する方法、音を聞く方法(音霊法)、呼吸を数える方法(座禅)など、様々です。

ただ、今の瞬間をゆっくりと味わい、観察する事にポイントがあるようです。

結果として、健康になったり、ある種の能力が身に付いたり(これは禅などでは否定される)、究極は悟りを開く事につながる手法ではありますが、それはあくまで、結果です。今、ここにある自分と世界を味わう事がメインテーマであり、操体にも共通したものがあります。

 

また、瞑想は静の側面が強いものです。呼吸が小さくなり、身体の代謝が落ちます。

その為、小食で済み、老化が遅れるとも聞きます。しかし、一方で、体力が落ちる傾向にありますし、やりすぎると、気功でいう、偏差が起き、自律神経失調のような症状が出てきます。そこで、ヨガなどではアーサナという体操をして、静と動のバランスを取りますし、禅でも、結構、きつい日常生活の営みを体験させられます(機械を使わずに掃除するだけでも大変)。うまく、バランスを取るようにしてください。

個人的には、瞑想と、チベット体操の組み合わせは良いと思います。ただし、両者ともやりすぎないように注意してください。また、身体を動かす事も出来ないほど、衰弱している方には、やはり、音霊法をお勧めします。詳しくは過去ログをご覧ください。

シンドラー博士の6つのチェックリスト

シンドラー先生は、心療内科黎明期の名医と言われた、主に心身医学の観点から治療にあたっていた先生です。先生は臨床経験や大学の研究などから、身体の病気の半分は心因性によるものと主張されています。という事は純粋な精神疾患も合わせると、全疾患の大半が心が原因で起きるという事になります。それほど、重要な心の問題ですが、現代人では、せいぜい、医師に「ストレスでしょうね」と言われるだけで、具体的な対処法はもちろん、解決策の提示は全く、されないままで終わります。そこで、伝説の名医、シンドラー先生の6大原因のチェックリストを挙げてみます。詳細はシンドラー先生の本をご覧ください。

 

なお、自己チェックだけでなく、親しい人(友人や家族)などにもチェックしてもらうと、より、正確な情報が得られると思います(自分ではわからない事が多いものです)。

 

1.自尊心が欠如していないか(私はダメな人間だと感じる)

2.他人に評価されていないと感じているか

3.他者(家族含む)から愛されていないと感じているか(特に家族は大きい)

4.不安感があるか(経済的なことや健康や身内のなど)

5.創造的な活動をしていない(些細な事で構わない)

6.新しい体験をしていない(マンネリズムな生活の毎日)

 

内容がかぶっている部分もあると思いますが、一応、原著の通り、6つを挙げておきます。

 

なお、これら全てに問題の無い人はいないと思います。問題は程度なんです。

病気になるほどかどうか。また、こういった状況にならざるを得ない人でも、病気になる人とならない人がいます。その違いをシンドラー博士は精神の成熟度によると説明しています。しかし、それは教育が問題であり、どんな人も精神の成熟について、学ぶ機会がない社会であるからとしています。

 

PTSDのような衝撃的な事があって、病気になるケースは心身症であると、医師もすぐに判断しますし、自身もわかりやすいと思います。しかし、1回、1回はダメージの少ない精神的な疲労でも、何度も長期的に繰り返されることで、心因性の病気になっているとは、専門家も自身も周囲の人も気づきにくいのです。それが医療難民を生む、大きな原因となっていると思います。

 

私も臨床上、よく、「なぜ、こんな症状になるのですか?」と聞かれます。

そんな時、本当は心因性だろうなぁと強く、推測されるケースでも、直接、

指摘する事はありません。人間は本質を突かれると、本能的に否定したくなるからです。そのため、まず、自己チェック。次に心許せる人にもチェックしてもらいましょう。

 

 

「こころ」と「身体」の法則―伝説的名医シンドラーが遺した知恵

「こころ」と「身体」の法則―伝説的名医シンドラーが遺した知恵

 

 

2万人を記念して、初心に戻る

ブログ来訪者が、2万人を達成しました。有名芸能人なら1日で達成できる数だと思いますが、この地味な内容でよく、これだけの方が来られたものだと思いました。そこで、初心に戻って、本ブログの趣旨とその対策を書いてみたいと思います。

 

1.趣旨

 

医療難民を減らす事と、国家財政難の最大の要因である医療費を減らす事です。

 

a.財政難について

 

医療費の大半が法定高齢者(65歳以上)の日和見整形外科疾患です。

要するに通常の腰が痛い、膝が痛い、肩が痛いなどの、命にかかわらないけど、

日常生活で苦痛があり、また、根治が難しい疾患です。

実際の医療現場での対処法としては、湿布、電気(低周波治療)などで終わりです。場合によっては痛みどめの飲み薬や注射、そして、手術です。

どれも芳しいほどの成績はあがっていないようです。

 

これらの多くは、生活習慣で、身体をメンテナンスするという意識が無いから起こるものです。歳をとると、痛みがあれば、病院で専門家に治してもらうのが当たり前という間違った意識が刷り込まれているからです。毎日の生活習慣で作られるものですから、ちょっと病院へ行って湿布をもらってきて、貼る程度で良くなるわけがありません。

 

1回で使われる金額は大したものではありませんが、述べ人数が膨大なので、日々、巨額の税金が使われています。医療費と介護費は合わせて、年間50兆円くらいと言われていますが、これは国の税収の全てとほぼ同じ額です。

つまり、後は全て借金(国債)でまかなっているわけです。あと、何年、こんな状態が続けられるでしょうか?別に贅沢をしているわけではないと当事者達は皆、思っています。むしろ、歳を取れば、仕方がない事じゃないかと思っています。そのため、減らす意識は全く、ありません。

 

本当は大幅に減らせます。消費税を上げる必要はあります(過去の借金返済の為)ですが、想定されている、現状の制度を維持するには、消費税は30%は必要説は、否定出来ると思います。答えは簡単です。生活習慣を改善して、メンテナンスする意識を持てばよいのです。それで、多くは解決します。その方法はこのブログにたくさん、載せていますし、検索すれば他に多くの情報が得られると思います。あとは自分に合う方法を試しながら、実践していくだけです。時間がかかる場合もあるでしょうが、大半の人は病院へ通うばかりの日々がばからしく思えてくるでしょう。そして、子供、孫の世代がそれで、救われるのです。

国会議員の定数削減や歳費削減なんて、必要ですが、焼石に水です。それに減らしすぎると、別の問題も出てきます(人数が減ると意見の偏りが生じやすく、悪法も成立しやすい)。

本当に火の車を消火しようと思えば、最も大きな火の元を鎮火するしかありません。それは医療費であり、介護費です。今、60代〜70代前半くらいなら間に合います。80代以上の方でもやる気と状態によっては改善可能な人もいると思います。

 

b.医療難民について

 

いわゆる難病と言われる疾患の人の対策です。これは、合法であること、倫理上の問題がない事、コストパフォーマンスが現実的であることなどの条件がクリアできれば、

 

「手段を思想で選ばない事」

 

が重要です。西洋医学以外信じないとか、玄米以外は食べないとか、思想信念で治療手段を選ばない事です。思想信念は自由です。しかし、身体は本人の思想とは無関係に治ったりするものです。一般にいう、信じているから治るというのは、ウソです。プラシーボだって、積極的に信じているから働くというメカニズムではありません。だとすれば、信仰治療の成功率はもっと高くて良いはずですし、多くの人は西洋医学信仰を持っているわけですから、それももっと高い治癒率であるはずでしょう。身体には個性があり、どういった治療法で治るのか、その時の身体が求める方法が最も治りやすいのです。頭で判断した治療法ではなかなか、結果が出ないのはそのせいです。

 

しかし、具体的にどうすればよいのか?がなかなか、わからないという人が多いと思います。そこで、まず、土台をしっかりさせておく為に以下をお勧めします。

 

1.認知行動療法

認知の歪みがまず、医療選択のミスを生みます。また、病気の原因を作る事も多いでしょう。そして、予防医学の意味でも大きな土台となると思います。いきなり専門家のもとを訊ねるのも良いですが、本などで、基礎的な事を知ることから始めましょう。

 

2.操体自彊術をする

 

二大運動療法(操体は本当は感覚療法)のどちらか、出来れば両方を体験してみてください。要は自分の身体を感覚的に知るという作業です。脳は身体の状態を常に隅々まで把握しているわけではないようで、身体を動かしたり、触ったりすることで、どこにどんな感覚(痛いとか、気持ちよいとか、痒いとか)があるのか、わかると、その情報を基に、元の健康な体のバランスへ戻そうと働くようです。鍼灸や指圧の治癒原理の一つではないかと言われています。しかし、指圧でもマッサージでも自分で出来る部分は限られていますから、そこで、操体自彊術をしてみると良いと思います。

 

3.食事は無理なく、正しいものを

 

お薦めは幕内式です。やたら、極端な本が多いのですが、極端な食事で治る人はほんの、わずかです。でも、食事は命の元ですから、無視するわけにはいきません。そこで、無理なく続けられる内容にして、短期間は、プチ断食などを慎重に試みるのは良いかと思います。それでも、断食などは可能な限り、専門機関で行うべきです。

また、最近、ようやく基礎研究で注目されている(現場では相変わらず、ほぼ無視)、腸内細菌を考慮した食事というものも必要だと思います。お薦めは、手作り味噌や手作り酵素です。ヨーグルトは日本人に合う人は少ないと思います。どうしてもヨーグルトが良い人は、ロシアのコーカサス地方ケフィアの種菌を直輸入しましょう。ちなみに日本で市販されているのは、単に酵母菌と乳酸菌の乾燥タネが入っているだけで、全然、効果はありません。ケフィアは確かに酵母菌と乳酸菌の複合された菌叢で出来ていますが、なぜか、人工的に作ったものでは、全く、効果が違うのです。

 

以上、心、運動、食とベースをまず、しっかりと固めて、それから、信頼できる専門家のもとを訪ねてみるとよいと思います。もちろん、病気の種類も様々ですし、個人の置かれた環境も様々でしょうから、上記の方法、全てを取れない人もいるでしょう。その時は、出来ることから始めてください。

それと、検査と必要な対処療法は受けるべき(対処療法全否定は極端です)ですから、西洋医学も否定しないでください。残念ながら、医師は自然療法を否定しがちですし、自然療法の専門家は極端かつ玉石混合です。医療は道具であり、手段に過ぎません。目的(健康になること)を第一に考えて、正しい専門家を見極めてください。信念や思想を貫くことを優先したり、手段にふりまわされたりと、多くの人が医療難民となっている原因はソコにあります。

世界一高い買い物をするつもりで、判断すれば、自ずと、見極められるようになります。

 

ぜひ、柔軟な発想で、目的は何か?という考えにたって、行動してください。そうすれば治る確率は上がると思います。

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