治るために必要な心理学
人間は複雑な生き物で、治りたい気持ちと治したくない気持ちが同居します。
ここで今まで、色々な健康法、民間療法をご紹介しましたけど、実際、実践を続けるのは難しいものです。
それは、人間の心がアクセルとブレーキを同時に踏みながら進んでいく性質があるからです。というも、一つの方向にだけ作用が働くと、暴走を止められない怖さがあるからだと思います。火事場のバカ力というのがありますが、あれが常に出てしまうと、筋肉が引きちぎれるなど、身体が壊れてしまうのだそうです。
ですから、私達の脳は限界の少し手前でブレーキをかけるように出来ているようです。
ただし、その理屈は専門家で別れるみたいです。
精神科医の立場から、両価性で説明
心の構造として、本心と抵抗が存在するという説。
人間には幸福を否定する心がどこかに存在するとする、臨床心理士の本
で、前回、紹介した本。これは本能説を展開。
どれも、面白いですが、本当かどうか、わかりません。ただ、そういう構造を人間が持っていると思って、問題に取り組まないと、なかなか、うまくいかないと思います。
356日のマーチだったと思いますが、「三歩進んで、二歩下がる」というのは、本当ですよね。誰が作ったのか、見事な歌詞です。