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オープンソースな治療法 その38(すぐき&すんき)

「すぐき」は京都のお漬物、「すんき」は長野のお漬物の事です。

2つとも、植物性乳酸菌発酵食品です。漬物には、発酵食品とそうでないものが

あります。キムチなども、植物性乳酸菌発酵食品です。

 

このすぐきや、すんきを使って、自宅で、乳酸菌発酵液を作れます。

乳酸菌というと、ヨーグルトをすぐに連想する方が多いと思いますが、ヨーグルトの

大半は動物性乳酸菌です。同じ乳酸菌という名前がついていますが、両者は全く、

異なる性質を持っていて、少なくとも、日本人には、植物性乳酸菌の方が実用的だと思います。

 

ヨーグルトはそもそも、ブルガリア地方で発見されたと言われていますが、地元の方は毎日、ものすごい量のヨーグルトを食べます。というのも、動物性乳酸菌は胃酸で9割が死滅するからです。また、熱にも弱く、腸に届くまでの生存率がとにかく、低いのです。

 

ところが、植物性乳酸菌は、胃酸であまり、死にません。それに熱にも強いのです。だから、味噌汁でも活用されているわけです。

 

ところが、乳酸菌にも様々な種類があり、健康に良いものとしては、

 

ヨモギについている乳酸菌

 

がお勧めなのですが、季節を選ぶ、農薬がかかっていないところはなかなか、無い。

都会の人は手に入りにくいなどの弱点があります。

 

そこで、京都の伝統的漬物である、すぐきを買って、その汁を水、黒砂糖、少量の粗塩を使って、培養していきます。こうすれば、某社で有名な、ラブレ菌がたくさん、育ちます。後は、そのまま、飲むのも良し、豆乳などでヨーグルトを作るのも良しで、腸内細菌叢を活性化し、免疫を正常化する方向へ近づけると思います(もちろん、どんな方法も個人差あり)。

 

すんきは、すぐきと違って、花粉症に効果があるという報道がいくつかのTVで紹介されたせいで、今は、ネット通販でも入手が困難な状況のようです。こちらも同じ方法で培養出来ます。

 

なお、キムチでも理屈は同じですが、飲める味にはならないと思います。まして、ヨーグルトは....。

 

なお、肝心な事ですが、まともに発酵した漬物を入手してください。中には、漬物のエキスと混ぜただけの粗悪品もあるようです。私はたまたま、京都の土産として現地の老舗のお店で買ったものを頂きました。培養してみると、ものすごい炭酸ガスがでてきて、ブクブクいってます。飲むと、炭酸ジュースのようになっています。

これが、市販品では、出来ない、菌の強さなのです。

 

注意点としては、自作発酵食品は、とにかく、腐敗しないように、雑菌混入に注意して、自己責任でやってください。

 

飲む時も少量ずつ、お試しください。

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