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オープンソースな治療法 その35(発芽発酵玄米)

私は原則、玄米食を勧めません。というのも、玄米食は絵に描いた餅になりやすい、思想的になりやすい、最悪、健康被害になる場合があるからです。

 

その理由は玄米の過大評価が大きいと思います。栄養価は確かに豊富なのですが、

なぜ、昔から、わざわざ、精米という技術があるのか、考えてみて欲しいのです。

それは、試験管で検査して判明した栄養価が人体にそのまんま、吸収されるわけではないという事です。それどころか、玄米食は排泄効果が高く、人体に必要なミネラルまで、体外に出してしまいます。また、原始人並の胃腸の丈夫さがないと、消化そのものが、不十分で、大半が吸収されずに出てしまい、意味がありません。

 

また、一人暮らしで、外食をする事も一切、無い人でないと、そもそも、続ける事が出来ません。

 

玄米菜食を続けている人の中でも、その問題に対処すべく、色々と改良してきた人達もいます。その中で、有名なのは

 

1.圧力鍋で炊く

2.発芽玄米にして炊く

3.発酵させる

 

こうすれば、確かに吸収率は上がりますので、上記の問題はいくぶんか、解消すると思います。そして、今回、紹介するのは、ほぼ、この全てを融合させたものです。

 

まず、発芽玄米を作る(作り方は検索してください)。次に発芽玄米をつけていた、つけ汁を捨てないで、その水で、なるべく、玄米モードのある、炊飯器で炊く。次に2〜3日、保温させる。

で完成です。なるべく、実践者のサイトなどで、確認して、自己責任で行ってください。

 

ちなみに、発酵なら、菌が必要では?と思うかもしれません。実は米には乳酸菌や酵母菌がついています。だから、つけ汁で炊くわけです。炊いたら、熱で菌が死ぬのでは?と思うかもしれませんが、植物性の乳酸菌は熱に強いので、死なないと言われています。味噌汁がそうです。味噌は麹菌、乳酸菌などで発酵させたものですが、ヨーグルトと違って、植物性乳酸菌なので、熱いお湯に溶かして飲んでも、菌は死なないのです。

 

なお、一部の玄米菜食指導者のいう、誰でも治るとか、どんな病気でも治るとかは、嘘八百ですので、信用しないでください(どんな方法も個人差がある)。また、失敗しないように、このサイトの情報だけでなく、きちんと、自己責任で情報を収集して、徐々に試しながら、自分の体調と相談して、続けてください。

 

なお、2〜3日、炊飯器は独占してしまいますので、専用のを買うか、たくさん炊いて、普通の発芽玄米を食べながら、残りを発芽発酵玄米として食べるというのも手です。なお、なるべく新鮮で安全なお米と水を使ってください。特に梅雨時期は、雑菌混入に注意してください。加熱しますし、乳酸菌が他の菌を駆逐してくれる作用があるのですが、それでも、食品は失敗すると、健康を害する可能性があるので、くれぐれもご注意ください。

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