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オープンソースな治療法 その34(カウンターストレイン)

カウンターストレインは西洋の骨格矯正術の一つである、
オステオパシーのテクニックの一つです。


やり方

1.身体の痛いところから、圧痛点(押して痛い点)を見つける。 
(圧痛点は操体の動診をしてみて、痛かった方から、推察するとわかりやすい。
例えば、腰が痛い時に、後屈して痛い場合は、背中側に圧痛点があるのが通常。)

2.その圧痛点の痛みが消失もしくは減少するような、楽な姿勢、出来れば、気持ちがいい姿勢を探す。

3.その姿勢を脱力しながら保持し、90秒以上、じっとしている(椅子、壁、ザブトンなどをうまく、利用する)。

4.それから、少しずつ、ゆっくりと、元の姿勢に戻す。

5.圧痛点が減少、消失していたら、成功。



これらを1日、朝と晩に繰り返していくと、うまくいけば自分で痛みの治療が出来ます。通常、圧痛点は、移動していきます。それは実は移動しているのではなく、人間の脳が最も感じている部分が取れると、次に感じる部分へ焦点が移行するからです。当初から何か所も痛いところはあるわけです(ただ、一度に多くは感じにくいようになっているだけ)。もし、複数、痛い個所がある場合、最も痛いところから始めるか、どれか一つをやってみて、他の痛みも減少するか、調べてみると、関連がわかります。

 

ただし、痛みも様々な原因で起こります。その時に痛みが取れてもすぐにぶり返すようでは、内臓の問題など、他の原因が隠れているケースもありえますので、
病院で検査して、特に異常はないのに痛いとか、純粋に運動器の疾患である場合
などにお試しください。

とりあえず、痛い個所を単に揉むだけとか、湿布を貼るだけよりもずっと、効果はあります(もちろん、個人差あり)。

 

なお、オステオパシーは日本の整体系の施術にも大きな影響を与えましたので、整体と銘打った施術と似たようなテクニックがたくさん、あります。

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