オープンソースな医療情報

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オープンソースな治療法 その1(ヨーガ、気功)

公開されている治療法は他にもたくさん、あります。ただし、創始者がオープンであると宣言していなかったり、事実上、習得が困難であったりするケースが多いので、それらをまとめて、準オープンな治療法と呼ぶ事にします。例えば、以下の方法などです。

 

ヨーガ

気功

 

これらは伝統的なもので、もはや、誰が創始者なのか、わかりません。当然、知的所有権なども発生しないので、誰でも勝手に習得出来ますし、指導者になる事も出来ますが、それはあくまで、法的にはという事に過ぎず、実際に自力で習得するとなると、困難を伴うでしょう。その為、皆、教室やセミナーなどに参加するのですが、残念ながら、その価値のあるものは、少ないのが現状のようです。ひどいのはヨーガの方に顕著な傾向があり、日本に普及しているヨガは、インドの伝統的なヨーガとはまるで、別物です。カレー(インドにはカレーという言葉すら、無い。イギリス人がカレー粉を作って、シチューのようなものにしてから、日本に伝来してきている)と同じですね。いったん、西洋経由で普及したものを輸入していて、本来の意味も目的も全く、別物になってしまっています。

 

ヨーガとは本来、「宇宙と一体化

 

するという、宗教色の強い意味です。簡単に言えば、悟りを開く為の手法といえるでしょう。お釈迦さまも、ヨーガを実践して、仏陀(目覚めた人という意味)となられました。そのため、手法の中心となっているのは、皆さんご存知の特殊なポーズを取る、体操のような、アーサナではなく、瞑想です。アーサナは長時間の瞑想に耐えるだけの身体の強化という目的で開発されたと言われていますから、いわば、補助的なものです。日本で言えば、坐禅が、ヨーガの中心的な手段となりますし、目的もあくまで、意識の拡大です。そういった、精神色の強いヨーガも、長い歴史で、どんどん、細分化していき、本場インドでも、アーサナを中心とした流派も登場してくるわけですが、それをたまたま、インドで体験した外国人が、それが元祖ヨーガであるかのように、伝搬してしまった為、日本に伝来、普及する頃になると、

 

美容目的が大半の教室

 

が各地で見られるようになったわけです。その為、本当の指導者に出会う確率は非常に少なくなっています。また、治療法にも応用出来るというだけで、本来は精神的な修行を目的としているため、本当の指導者に出会っても、逆に混乱してしまう可能性もあります。一方、気功の方はヨーガよりもマシで、健康法としての地位をある程度、確立していると言えますが、実際に高いレベルの気を練れる人はマレです。太極拳との違いもわかってない人もいます。健康体操の一種程度にしか、認識していない指導者も多いようです。それならば、日本の気功ともいうべき、野口整体などに参加された方がよほど、確率は良いと思います。もちろん、ヨーガや気功を否定するわけではありません。伝統的な素晴らしい手法です。ただし、まともな指導者に出会う確率が低く、自力習得も難しい為、ここではお勧めしないというだけですので、関係各者の方、その点、ご了承願います。もし、このブログを見て憤慨される方がいれば、その人は数少ない、マトモ

な指導者なのかもしれませんね。

 

ここでは、誰でも(が理想ですが、多くの人にとって)、やる気さえあれば、自力で習得可能な、安全であって、効果の高い、経済的負担の少ない方法を紹介していこうという趣旨でやっております。もちろん、美容目的を否定するわけでもありません。このブログの読者ターゲットは、何らかの症状で困っている人たちなので、その点もご了承願います。蛇足ですが、本当に効果のある治療法、健康法は美容効果も伴う場合が多いです。むしろ、当初は美容目的で始めて、それから、本質を掴んでいっても良いと思います。

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